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クラウドソーシングは地方で生きるエンジニアのセーフティーネットになりえるか?

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こんにちわ!
Manager@セブです。2015年までの2年間は岩手でクラウドソーシングを使って受託開発をしておりました!

近頃、「クラウドソーシングは地方を変える一つになる」といったニュースを聞くことが多くなったように感じます。

2015年はクラウドソーシングにとっては変化の年だったのではないでしょうか? クラウドワークスが上場し、ランサーズが10億円を超える資金を調達し、「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を開始するなど地方と連携した事業も増えてきました。

ですが、一方でクラウドソーシングは単価が安い、買い叩かれる、トラブルが多いなど問題も増えているように感じます。

なので2年間の知見から、
クラウドソーシングを使って生きていけるのか?ということをお伝えしたいと思います。

1年間クラウドソーシングを使ってみた感想

セーフティーネットになり得るには何が必要か?

まず、Wikipediaセーフティーネットについて調べてみました。

セーフティーネットセーフティネット (safety net) は、「安全網」と訳され、網の目のように救済策を張ることで、全体に対して安全や安心を提供するための仕組みのこと。すなわち社会保障の一種である。

安全と安心を提供するための仕組みだということがわかりました。 クラウドソーシングの受注者としての安全と安心を考えてみると以下が上げられます。

  • 安全
    • お金が確実に振り込まれる
    • トラブルが起きない
    • 生活できるレベルで収入がある
  • 安心
    • 案件が潤沢にある・定期的に獲得できる
    • トラブルが起きた時に相談できる

これらの項目がクラウドソーシングでどうなっているか、お伝えしていきます。

お金が確実に振り込まれる

クラウドソーシングを使うメリットの1つでエスクロー(仮払い)の仕組みがあります。

populer payment

escrow payment

画像引用元:ランサーズ 仮払い(エスクロー)って何ですか?

一般的な仕事での報酬のやりとりは、仕事が終わった段階で、請求書を送付し、入金を依頼します。 そのため、信頼があってこそできるやり方です。 エスクローでは、仕事を行う前にクラウドソーシング運営者が一旦代金をお預かりし、仕事が完了後クラウドソーシング運営者から報酬が支払われる仕組みです。

そのため、仕事をしたのにお金が払ってもらえないといった、トラブルを防ぐことができます。

小さい会社だと1つ支払いがなくなるだけでもダメージは大きいため、なかなか取引先を増やすことは難しいです。 しかし、エスクローの仕組があれば初めての取引でも安心して契約することができます。

トラブルが起きない

これはクラウドソーシング特有の問題ではないのですが、 顔が見えないことで、トラブルになるケースは実は多いと感じています。

クラウドソーシングだから注意しなければいない事として、 この顔を見せる・見せないを意識することだと思います。

戦略①:顔をみせない・徹底的に合わない。

最初私もこちらの戦略をとっていました。契約で徹底的に範囲を絞り、 不確定な要素がある場合には必ず注意事項を書き、やりとりはすべてクラウドソーシングのテキストメッセージだけにしていました。 この戦略のいいところは「言った、言わない」という不毛なやりとりをすることが殆どないことです。

ただし、これではクライアントとあまり良い関係は作るのが難しいと感じました。 そのため、トラブルになった際には激化する場合があります。 顔を見たことがない人には、意外にも人はいくらでもひどいことを言ったりするものです。

そのため、「言った言わない」のトラブルがなくても、 「解釈が違うなどで」クレームがくる場合があります。

戦略②:顔を見せる・直接会う

正直、人に会うのは結構なコストだと思うのですが、 人の顔を見て、思いを聞くのは重要なことだと思います。 人がわかって、思いがわかって仕事が面白いと感じることは沢山あります。

しっかり関係を作ることができれば、 ひどいトラブルにもなりにくいとも感じています。

ただ、仲良くなったから、 安くするだったり、おまけで機能追加もやってよ!ということもあるので、 ビジネスとしてもきっちり分ける強さも持つことが大事だと思います。

単純にお金を稼ぐ副業であれば、①でもいいと思います。

ただ、リピートを狙いたい、楽しく仕事したいのであれば、 ②とケースバイケースだと思います。

生活できるレベルで収入がある

私はスマートフォンのアプリ開発をメインで受注していたのですが、大体相場が簡単なアプリで30万〜50万円、複雑ものだと100万を超える感じでした。

正直、首都圏の企業で働いていた時を考えると、 相場は半分もいっていないのが現状です。

そのため、会社としてやるには、まだまだ厳しいですが、 「誰でも提案できる・仕事の選択に自由がある・時間と場所にこだわらないで働くことができる」というメリットを考えると、フリーランスでやる分には十分に思えました。

注意としては、平均で受注までに2週間、納品までは2ヶ月ほどかかるので、なるべく早めに提案活動を行い計画的に案件を確保していく必要があります

最近だとランサーズの依頼総額も700億円を突破するなど飛躍的に伸びていることから、依頼の件数も多くなり、相場も若干高くなってきているため、働く環境として改善していると思います。

案件が潤沢にある・定期的に獲得できる

2014年の8月から本格的に使いはじめ、最初はひたすら提案していました。

だいたい20件提案して、5件くらい返信がきます。 そこからやりとりを続け、プランを提示し、やっと1件決まるかどうかという感じでした。

それでも、使いはじめ1ヶ月で3案件獲得できる事は凄いと感じました。

これなら案件を回すことができれば生きていけると感じました。

これはクラウドソーシングに限った話しではないですが、 実際には、この案件を回すことが難しいです。

リモートワークだからという理由もありますが、お客さんとの信頼関係を築きにくい、要件や仕様の調整に時間がかかるという問題があります。

メッセージの返信が遅く仕様が決まらないので、ズルズル遅れるケースもあります。

内部的な問題としても、少ない人数で案件を回した際に、1つの遅れが全体に影響しやすい。カバーし合える体制がないという問題があります。

なるべく契約や体力でカバーすることが多かったのですが、複数人でチームとしてやる場合は、強いチームでないと毎回プロジェクトを成功に導くのは難しいと感じました。

トラブルが起きたときに相談できる

プロジェクトにはトラブルがつきものです。 ただ、中には悪質なケースもあり、仕様変更するけどお金は払ってくれない、なかなか連絡を取ることができない場合などがあります。

私は1度、度重なる仕様変更で、トラブルになったことがありました。

その時はサポートに連絡しても、「本人同士の話し合いで解決ください」と言われました。

ここは、まだサポートが充実していないという気はしていますが、後々考えてみると最後は自己責任であるべきだと思いました。

クラウドソーシングの運営会社は裁判所ではないので、途中で仲裁に入ったとしても、どちらが正しいということを判断はできないと思います。

そのためトラブルについては、自分で契約の仕方を工夫する、初めての取引はプロジェクトを細かい単位で契約する、やり取りは文章で残すなど工夫できるポイントはいくつかあるので、発注者も受注者もトラブルへの対策は事前に想定しておくべきだと思います。

まとめ

セーフティーネットになり得る!!

私は地方で働くエンジニアにとって、クラウドソーシングはセーフティーネットになり得ると感じています。

それは、人脈や信用がなくても、スキルさえあれば案件を獲得できるプラットフォームだからです。

クラウドソーシングがなかった時代だと、東京でやっていた仕事は地方にはありませんでした。 転職してITだけど今までと違う仕事をするか、農業など業種まで変える必要がありました。

今は東京のエンジニアは地方に帰っても仕事を続けられる環境があります。

近頃は「働き方」を意識している人が増えてきているように感じます。 地方で活躍するエンジニアが増えると地方はもっと盛り上がると思っているので、あなたもどうでしょうか?

それでは、また!